2022/03/01
■【福島PCB】公開質問状(2022.1.18)「非戦いぶり」さまから鈴木北海道知事へ 回答も
循環第2073-3号
令和4年(2022年)2月18日
非戦いぶり主催 上野秋子様
反原発デモ主宰 荒木尊文様
北海道環境生活部環境局長
公開質問状への回答について
令和4年(2022年)1月20日付けで受理しました公開質問状について、次のとおり回答いたし
ます。
記
1 質問(1)及び(2)について
バグフィルターによる放射性セシウムの除去性能については、国立環境研究所等の調査結果により、粒子の大小によらず放射性セシウムは十分に捕集されることが確認されており、また、 JESCO北海道事業所のプラズマ溶融分解炉は、同等のバグフィルターを有していることを専門家に確認しています。
この度の国の処理方針は、放射性物質による影響がないことが確認できた高濃度PCB廃棄物を処理するものであり、放射性物質汚染対処特措法に基づく対応に加え、さらなる安全・安心の確保のため追加的な措置を講ずることとしたものと理解しており、住民等への外部被ばく及び内部被ばくの影響が生じないよう処理方針を定め、これに従って対応することとしたものと考えてい ます。
2. 質問(3)について
バグフィルターによる放射性セシウム除去機能については、さきに回答したとおりですが、お尋ねの報道内容については事実関係が明らかではないため、回答は差し控えさせていただきます。
3 質問(4)について
「放射能濃度等測定方法ガイドライン」においては、排気中の放射性セシウム濃度の測定に係る検出下限値の目標値を2Bq/m3としているが、この度の国の処理方針では、さらに低い検出下限値となるような測定方法により実施するものと承知しています。
(循環型社会推進課 大気環境係)
■【福島PCB】公開質問状 (2022.1.17) ウォッチャーズ 北海道知事へ 新聞記事と回答も
▼室蘭民報(2022.3.3)
循環 第2073-2 号
令和4年(2022年)2月18日
原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会
共同代表 池弘美様、大倉幸子様、椿曜子様
北海道環境生活部環境局長
公開質問状への回答について 令和4年(2022年)1月19日付けで受理しました公開質問状について、次のとおり回答いたし ます。
1 質問1、4、5、7、8及び11について
この度の国の処理方針は、放射性物質による影響がないことが確認できた高濃度PCB廃棄物を
処理するものであり、放射性物質汚染対処特措法に基づく対応に加え、さらなる安全・安心の確
保のため追加的な措置を講ずることとしたものと理解しており、住民等への外部被ばく及び内部
被ばくの影響が生じないよう処理方針を定め、これに従って対応することとしたものと考えてい
ます。
2 質問2及び3について
処理対象物のうち、調査時点で集約前保管場所に保管されている処理対象物は、その後仮置場
へ順次集約され、表面汚染密度の測定など必要な調査等が行われるものと承知しています。
3 質問6について
国の処理方針は、平成23年の文部科学省による調査結果(※)で示された「今後の被ばく線量
評価や除染対策においては、セシウム134、セシウム137の沈着量に着目していくことが適切であ
ると考える。」との知見に基づいたものと承知しています。
(※)文部科学省によるプルトニウム、ストロンチウムの核種分析の結果について(平成23年9
月30日)
4 質問9について
「放射能濃度等測定方法ガイドライン」においては、排気中の放射性セシウム濃度の測定に係
る検出下限値の目標値を2Bq/mとしているが、この度の国の処理方針では、さらに低い検出下
限値となるような測定方法により実施するものと承知しています。
5 質問10について
放射性物質汚染対処特措法に基づく収集運搬基準に則った運搬を行うため、車両周辺の空間線
量率を測定し、バックグラウンドと変わらないことを確認することとしていると承知しています.。
6 質問12について
仮定のお話ですので、回答は差し控えさせていただきます。
(循環型社会推進課 大気環境係)
2022/01/22
■【放射能汚染PCB】(2022.1.21)北海道新聞「福島PCB計画 道に公開質問状 市民団体」▶「非戦いぶり」さま、「反原発デモ」さま
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■【放射能汚染PCB】(2022.1.20)室蘭民報「福島PCB問題 公開質問状提出 室蘭の市民団体 知事、青山市長に」
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■【放射能汚染PCB】(2022.1.18)北海道新聞「福島PCB保管調査 道に内容公表を要求 市民団体が質問書」▶「PCB処理の安全性を考える会」さま
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2022/01/18
■【放射能汚染PCB】(2022.1.18)ウォッチャーズは公開質問状を提出しました。
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2022/01/08
■【放射能汚染PCB】(2021.12.25)書簡▶「さよなら原発神戸アクション」さま「ただちに当該特措法を廃止、原発事故により放射性物質が環境中に放出された現実に即し、環境基本法及び関連法を放射性物質の総量規制基準と管理監視体制を明記したものに 差替えるべき」
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【北海道知事、室蘭市長あて】 2021.12.25
東電福島原発事故で環境中に放出された公害物質(放射性物質)で汚染されたために福島
県やその他東日本広域で大量に発生した廃棄物は、事故を起こした責任が国や東電にある
ので、東電の敷地で引き取って最終保管場所にすべきです。
放射性物質汚染対処特措法は津波及び原発事故被害を受けた地域の震災ガレキを処理す
るために作られましたが、そもそも明白に公害物質排出企業が存在するのにその責任を問
わず、焼却及び埋立、再利用などによる、被災地住民を含む国民の公害物質曝露受忍を前提
とする法律が作られたこと自体が問題です。
ただちに当該特措法を廃止、原発事故により放射性物質が環境中に放出された現実に即
し、環境基本法及び関連法を放射性物質の総量規制基準と管理監視体制を明記したものに
差替えるべきだと考えます。
以上の理由から、室蘭市での放射能汚染 PCB 処理受け入れに反対し、原発廃炉金属の再
利用を監視する市民の会(室蘭)の「緊急反対声明」に賛同致しました。
日本の食糧安全保障を支える最大の供給基地・北海道の大地を、放射性廃棄物による汚染
で毀損されることのないよう、心より願っております。
さよなら原発神戸アクション
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2021/12/24
■【放射能汚染PCB】(2021.12.20)抗議要請文▶「原発やめよう!登別の会」宮尾正大さま「市長の放射能物質により汚染されたPCB廃棄物の室蘭市への持ち込みと処理を容認したことに抗議し撤回を求めます」
2021年12月20日
室蘭市長 青山 剛 殿
原発やめよう!登別の会
代表 宮尾正大
市長の放射能物質により汚染されたPCB廃棄物の室蘭市への持ち込みと処理を容認したことに抗議し撤回を求めます
12月12日、各社の報道により市長は東京電力福島第一原発事故により汚染されたPCB廃棄物を、室蘭市に設置されている中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)北海道PCB処理事業所で処理することを容認すると表明しました。その理由は、地元住民への複数回にわたる説明会が行われ、道が実施した職員や専門家による現地確認され、安全性などに関する有識者からの意見から表明したということです。
しかし、3回の住民説明会では、ほとんどの参加者が反対意見を述べ、とても市民が納得できる状態ではありませんでした。実施されたパブリックコメントでも、大部分が反対意見であり、それについての説明も環境省のそれまでの説明の再録に過ぎないものでした。また市長は、市民に自ら説明するとの発言を翻し撤回しました。
さらに現地での安全性の点検とは、3箇所のPCB廃棄物仮置場で放射線強度を測定しただけで「安全基準内であった」としたものでした。
持ち込まれる汚染PCB廃棄物の汚染も、表面汚染度が4Bq/cm2以下としか保証していません。表面汚染度基準4Bq/cm2は、放射線管理区域からの持ち出しが認められる表面汚染密度です。持ち出せる基準でしかありません。PCB廃棄処理を行うためには、汚染物を破砕します。その可否の判断に必要な、含まれる放射性物質の量を決める放射性物質濃度(Bq/cm3)は指示されていません。
また、運送、破砕処理、残渣物回収などでの飛散防止対策も曖昧で、バグフィルター設備の安全対策にも疑念が指摘されました。これでは最も懸念される、飛散物質による内部被ばく対策が十分取られているとは思えません。
以上の点から、東電福島第一原発事故によって発生した、放射性物質に汚染された PCB 廃棄物の室蘭市内の中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)北海道事業所への搬入受け 入れ計画は認められません。ただちに撤回することを求めます。
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2021年12月20日
北海道知事 鈴木直道 殿
原発やめよう!登別の会
代表 宮尾正大
知事の放射能物質により汚染されたPCB廃棄物の室蘭市への持ち込みと処理を容認したことに抗議し撤回を求めます
12月14日、知事は北海道議会において、東京電力福島第一原発事故により汚染されたPCB廃棄物を、室蘭市に設置されている中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)北海道PCB処理事業所で処理することを容認すると表明しました。その理由は、地元住民への複数回にわたる説明会が行われ、道が実施した職員や専門家による現地確認され、安全性などに関する有識者からの意見、受け入れを表明した室蘭市の意向から「総合的に検討した結果」ということです。
しかし、3回の住民説明会では、ほとんどの参加者が反対意見を述べ、とても市民が納得できる状態ではありませんでした。実施されたパブリックコメントでも、大部分が反対意見であり、それについての説明も環境省のそれまでの説明の再録に過ぎないものでした。また市長は、市民に自ら説明するとの発言を翻し撤回しました。
さらに現地での安全性の点検とは、3箇所のPCB廃棄物仮置場で放射線強度を測定しただけで「安全基準内であった」としたものでした。
持ち込まれる汚染PCB廃棄物の汚染も、表面汚染度が4Bq/cm2以下としか保証していません。表面汚染度基準4Bq/cm2は、放射線管理区域からの持ち出しが認められる表面汚染密度です。持ち出せる基準でしかありません。PCB廃棄処理を行うためには、汚染物を破砕します。その可否の判断に必要な、含まれる放射性物質の量を決める放射性物質濃度(Bq/cm3)は指示されていません。
また、運送、破砕処理、残渣物回収などでの飛散防止対策も曖昧で、バグフィルター設備の安全対策にも疑念が指摘されました。これでは最も懸念される、飛散物質による内部被ばく対策が十分取られているとは思えません。
以上の点から、東電福島第一原発事故によって発生した、放射性物質に汚染された PCB 廃棄物の室蘭市内の中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)北海道事業所への搬入受け入れ計画は認められません。ただちに撤回するよう国に要求することを求めます。
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