▼室蘭民報(2022.3.3)
循環 第2073-2 号
令和4年(2022年)2月18日
原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会
共同代表 池弘美様、大倉幸子様、椿曜子様
北海道環境生活部環境局長
公開質問状への回答について 令和4年(2022年)1月19日付けで受理しました公開質問状について、次のとおり回答いたし ます。
1 質問1、4、5、7、8及び11について
この度の国の処理方針は、放射性物質による影響がないことが確認できた高濃度PCB廃棄物を
処理するものであり、放射性物質汚染対処特措法に基づく対応に加え、さらなる安全・安心の確
保のため追加的な措置を講ずることとしたものと理解しており、住民等への外部被ばく及び内部
被ばくの影響が生じないよう処理方針を定め、これに従って対応することとしたものと考えてい
ます。
2 質問2及び3について
処理対象物のうち、調査時点で集約前保管場所に保管されている処理対象物は、その後仮置場
へ順次集約され、表面汚染密度の測定など必要な調査等が行われるものと承知しています。
3 質問6について
国の処理方針は、平成23年の文部科学省による調査結果(※)で示された「今後の被ばく線量
評価や除染対策においては、セシウム134、セシウム137の沈着量に着目していくことが適切であ
ると考える。」との知見に基づいたものと承知しています。
(※)文部科学省によるプルトニウム、ストロンチウムの核種分析の結果について(平成23年9
月30日)
4 質問9について
「放射能濃度等測定方法ガイドライン」においては、排気中の放射性セシウム濃度の測定に係
る検出下限値の目標値を2Bq/mとしているが、この度の国の処理方針では、さらに低い検出下
限値となるような測定方法により実施するものと承知しています。
5 質問10について
放射性物質汚染対処特措法に基づく収集運搬基準に則った運搬を行うため、車両周辺の空間線
量率を測定し、バックグラウンドと変わらないことを確認することとしていると承知しています.。
6 質問12について
仮定のお話ですので、回答は差し控えさせていただきます。
(循環型社会推進課 大気環境係)