日鋼M&E申し入れ2024記録
・日 時:2024年10月29日 9時~9時半
・場 所:日鋼M&E構内の建物内の部屋
・参加者:日鋼M&E 上原洋明(副所長・総務部長)・青木良徳(総務部担当部長)
廃炉金属ウォッチャーズ:椿曜子・i 朋子・柳田美智子
・内 容:申し入れ文書の提出と読み上げ / 質疑応答(要約は別紙)
・現 状:クリアランス金属は、2016年以降一切搬入されていない。また、今後の搬入計画や予定も現在のところない。
・確認事項:クリアランス金属受け入れの際は、あらかじめできるだけ早くその旨を市民や地方自治体に情報公開し、加工物のトレーサビリティを確保すること。また、毎年の訪問と面談の継続及び、今後も総務部が対応窓口となること。
面談内容の要約
<ウォッチャーズ>
・2023 年に資源エネルギー庁は<原子力発電所等金属廃棄物利用技術開発検討委員会>を開催したが、その※資料にある留意事項は、私たちが2019年以 来申し入れてきた項目と一致しているものが多い。つまり、私たちの要望は、決して的外れではないことをご理解いただきたい。
・伊達市議会と登別市議会では、請願が全会一致で可決されている。
・第 198 回国会にも請願書を提出している。
・クリアランス金属の加工品が、福井県の街中に置かれた。いずれ、私たちの日常に侵入してくるのではないかと心配になる。
<日鋼 M&E>
・日鋼は、大型の部品供給を行う企業で、家庭用品は作っていない。全出荷 の 7~8 割は海外の原子力発電所用が占めている。
・国内の原発は、まだ再稼働していないので、原発への部材供給はない。だが、放射性廃棄物を一時保管するための容器の半製品を作り、重電メーカーに納入した。また、むつ市の中間貯蔵施設に「使用済み核燃料」を運ぶための容器の材料供給も行った。
<感想>
「放射性物質を入れる容器」を作っているということは、今後クリアランス金属を使って作ることになる可能性が高いのではないか。
※資料はこちらです▼
「加⼯事業者等や再利⽤先によるクリアランス⾦属の取り扱いに関する留意事項 改訂版 2023 年 3 ⽉ 原⼦⼒発電所等⾦属廃棄物利⽤技術開発検討委員会」 https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/library/2022/4fy_clearance_attached.pdf
★福井県でのクリアランス金属の加工実証事業の資料(写真あり)
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/library/2021/3fy_clearance.pdf
令和3年 東海発電所、
メモ
(加工実証事業は福井と室蘭でしかやっていません。資料にもありますが、「受け入れてくれそうな地域」にならないように注意が必要だと思います。)
(P21に「有識者による検討会」
<中日新聞の記事>
「低レベル廃棄物を加工し再利用 福井の企業が実証計画を発表」
https://www.chunichi.co.jp/article/606320
2022.12.23
廃炉措置に取り組む「ピー・ティー・ピー」(福井市)が二十二日、廃炉原発から出た放射性レベルが低い廃棄物を再利用した「クリアランス物」の利用拡大に向けた加工実証事業の計画を発表した。資源エネルギー庁からの委託事業で、クリアランス物を加工して自転車を止めるラックや照明灯をつくり、来年三月までに県内の公共施設や高校に設置する。...
ー以降有料ー