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2022/11/30

■【福島PCB】(2022.11.28)室蘭市へ再質問書提出(2022.12.27までに回答希望)

 2022 年 11 月 28 日 

再質問書 

室蘭市長 青山 剛 様 

原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会 

共同代表 池弘美・大倉幸子・椿曜子


 8 月 16 日、「福島県汚染廃棄物対策地域内の高濃度 PCB 廃棄物」が室蘭市にあ る JESCO 施設にて搬入・処理され、9 月 5 日に処理後物等が汚染対策地域に返送 されました。 

<原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会>は、 9 月 5 日に青山剛室蘭市長 あてに要請書を提出し、9 月 26 日にその回答を受け取りました。 室蘭市の回答は、私たちの尋ねていることの意味を取り違えているのではないかと感じるもので した。不明点疑問点もあり、その解決のために 10 月 26 日の監視円卓会議も傍聴 しましたが、逆に新たな疑問が出てきました。 

また、青山市長は、市民・地域住民に向けた説明と報告の会合を行わない意向であ ると受け取りました。 室蘭市には、責任をもって地域住民の窓口としての役割を果たしていただきたいと 思います。ここに再質問文書を提出いたしますので、よろしくご回答ください。 回答は、12 月 27 日をめどに、文書にてお願いします。無理であれば、状況に ついてお知らせいただくとともに、改めての期日指定の上、回答をお願いいたし ます。 

【室環境第 2-134 号に対する再質問】 

◆質問&回答 1. 私たちは「処理への影響」を心配したのではありません。そも そも、施設に着いたらすぐ処理するとは思っていません。処理への影響ではな く、近郊に大雨警報が出されていたのに、搬入物が大雨によって二次災害に巻き 込まれる可能性を考えなかったのですか。また、搬入に立ち会う職員・作業員や 監視円卓会議委員、傍聴の人たちが安全に現地へ行くことができるかどうか心配 しなかったのですか。ということです。 

◆質問&回答 2. 昨年秋の説明会の後、環境省は処理延期を発表したにもかかわ らず、わずか 10 日後に室蘭市に受け入れを求め、数日後には室蘭市が受け入れを 決めました。円卓会議や市議会での議論を聴き、現地視察した有識者の報告を聴 いて、室蘭市のどういう部署の人が、どんな議論したのか? 私たちは「総合的 に検討した」過程を明らかにしてくださいと言っています。 また、10 月 26 日の円卓会議で、環境省は受け入れ先の自治体の長とは調整す るだけで協議しないと発言しました。なぜ室蘭市はこんな暴言をそのまま受け入 れたのでしょうか? なお、この回答で、「トラブルはなかった」と述べたことは、処理決定の過程に 関する質問への回答にはなりません。市長は「結果オーライだからいいじゃない か」と言うのでしょうか?

 ◆質問&回答 4. 「どう対処するのか」という質問の回答になっていません。回 答に「放射性物質による影響がないことが確認された高濃度 PCB 廃棄物以外は持 ち込まない」ことを確約したとあります。言葉通りに受け取れば、これから新た に出てきたらまた持ち込むかもしれないが、その時は認める、というふうに読め ます。市としてその時は受け入れないことを約束してください。 そもそも私たちは、国(環境省)が何の根拠もなくつくった「影響がない」と いう 4Bq/cm2や 8000Bq/kgの基準自体、はっきり危険だと考えています。市 長はなぜこの数値で安全だと思うのか、その根拠を示してください。

 ◆質問&回答 5. バグフィルター、オイルスクラバーのオイル、活性炭は持ち帰 っていません。環境省や JESCO はそれらの線量が低いことを言い訳にしています が、同様に線量が低いから問題ないと言ってきた他のモノは持ち帰ったこととの つじつまが合いません。すべて持ち帰ったというのは、間違いですね? 市長は 約束通りすべて持ち帰るよう要求すべきではないでしょうか? さらにバグフィルターについて質問します。 バグフィルターは汚れたら取り換えることが前提の消耗品であるにもかかわら ず、施設の一部であるとの屁理屈で交換しなかったことに驚きを禁じえません。 叩き落した煤塵は持ち帰ったとのことですが、フィルターに付着したまま残って いる分もあることは認めますか? また、このバグフィルターは、いつまで使用 する予定ですか? その処分は、どこでどのように行われますか? 

◆質問&回答 6. 放射性物質は無害化処理できません。「適切に無害化処理が行 われた」というのは、PCB についてのみ言えることです。つまり、市長は放射性 物質の存在を考えていないということではありませんか? 

【第 57 回監視円卓会議傍聴による質問】

 1.9 月 26 日監視円卓会議「配布資料 2-1」8 ページ「増設施設における煤塵中 の放射能濃度」で、7/26 採取と 8/31 採取の濃度測定値が出されています。これ は、どこの測定会社が、どのような方法で計測したものですか? 測定機器名と ともに回答ください。

 2. 処理後のモニタリングとして、今後、空間線量率・廃棄中の放射能濃度を測 定する予定との説明が監視円卓会議にてなされましたが、いつから測定を開始し いつごろまで続けますか? また、それをどのような方法で市民に周知・公表す るのかについてお知らせください。

 3. PCB 処理稼働スケジュールについて 市民の中には、放射能付き PCB 処理の強行を受けて、詳しい稼働スケジュールを 知ることで暮らしを工夫し、少しでも自衛して生活したいと願った人たちがいま す。 そのため、<市民の会>は「詳しい稼働スケジュールの公表」を、8 月 1 日提出の「緊急申し入れ」にて、JESCO 北海道と室蘭市長に求めました。 ところが、回答は「8/16~9/5 まで、24 時間休日なく稼働」という大雑把なも のでした。これでは、市民が暮らしの中で自衛することを無駄だと言わんばかり です。 

2021 年 11 月の環境省住民説明会資料のスライド 20 には、「全ての対象廃棄 物の処理に要する期間はコンデンサーで 2 日程度、安定器・PCB 汚染物で 1 日程 度の予定」と記載されています。この 3 日間を市民に知らせなかったのはなぜで すか? この 3 日間こそが、市民生活にとって肝要であったことは言うまでもあ りません。室蘭市は、JESCO の回答をそのまま市の HP に載せるのではなく、市 民の代弁者として JESCO 回答の不足を指摘し、必要な答を引き出すことが本来の 姿ではないでしょうか。 

以 上 

原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会


2021/06/12

■【放射能汚染PCB】道新、室民(2021.6.11)署名を室蘭市長へ提出しました。質問書2と要望書も提出。報道と議員が見守る中、環境課と面談。新聞記事あり

▼北海道新聞(2021.6.11)


▼室蘭民報(2021.6.11)

▼署名提出に使用したパネル


署名数合計(2021.5.1~2021.5.31)1か月間

       2144筆

(うち室蘭913筆、いぶり496筆、その他561筆,ネット174筆)
 

ありがとうございました!!

▼報告のウォッチャーズ通信No.38