更新履歴(日付が前後することがあります)

2021/10/30

■【放射能汚染PCB】室蘭民報(2021.10.30)「室蘭で処理 福島PCB廃棄物 表面汚染密度 平均0.26ベクレル 円卓会議 賛成・反対割れる」

 


■【気になる情報】廃炉からのゴミをリサイクルできるしくみ「クリアランス制度」(経産省のページ)

経済産業省 資源エネルギー庁→スペシャルコンテンツ→記事一覧→廃炉からのゴミをリサイクルできるしくみ「クリアランス制度」

 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/clearance.html

・・・・・・・・・ウォッチャーズの気持ち・・・・・・・・・

これの一番最後のほうに

実証により、クリアランス物を加工する前後において、製造した試作品や製造に

使用した設備、および工場の周辺に、放射能の影響がないことが確認できました。」

と書いてあります!

日鋼の実証実験が、こんな書き方をされているとは心外です。

実証に使われた金属に含まれる放射性物質の総量に触れることなく、こんなことを

言うなんて、どこまでご都合主義なのでしょう!呆れ果てます。

もう、やりたい放題の放射能行政一一)!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2019-02-15の記事


原子力発電(原発)の廃炉などをおこなうにあたっては、さまざまな“ゴミ”、つまり廃棄物が出ます。これらの廃棄物については、放射能レベルに応じて、適切に処分するよう法律でさだめられています。その中でも人の健康に対する影響を無視できるレベルのもので、国(原子力規制委員会)の確認を受けたものは「クリアランス物」と呼ばれ、一般の産業廃棄物と同じ扱いができる制度が設けられています。今回は、この「クリアランス制度」についてご紹介しましょう。

原発から出る「ゴミ」は放射能レベルに応じて分類

原発の運転や解体などの過程では、さまざまな廃棄物が生じます。これらの廃棄物は、放射能レベルに応じて、「高レベル放射性廃棄物」「低レベル放射性廃棄物」などに分類されます。

発電にともない発生する使用済燃料は、再処理され、その中に含まれるウランやプルトニウムは燃料として再利用されるとともに、後に残る廃液は処理されて、「ガラス固化体」になります(サイト内リンクを開く「放射性廃棄物の適切な処分の実現に向けて」参照)。このガラス固化体は「高レベル放射性廃棄物」に分類され、それ以外の放射性廃棄物は「低レベル放射性廃棄物」に分類されます。

「低レベル放射性廃棄物」の中でも、たとえば原子力発電所で建物に使われていたコンクリートなどは、きわめて低い放射能レベルの廃棄物に分類されます。一方で、発電する際に使用されていた制御棒や、原子力発電所の炉内にあった構造物などは、放射能レベルの比較的高い廃棄物として扱われます。

これらの廃棄物の処理・処分の方針については、2018年7月に閣議決定された「第5次エネルギー基本計画」(サイト内リンクを開く「新しくなった『エネルギー基本計画』、2050年に向けたエネルギー政策とは?」参照)で示されており、放射能レベルに応じて適切に処分することが法律でさだめられています。

ところで、先ほどの表で、クリアランス制度の確認を受けた廃棄物は産業廃棄物に分類されるとありました。「クリアランス制度」とは、いったいどういう意味なのでしょう?

人の健康に対する影響を無視できる放射能レベルであることを確認する制度

「クリアランスレベル」とは、放射能レベルがきわめて低く、人の健康に対する影響を無視できるレベル(年間0.01ミリシーベルト)であるものを指します。そのレベルは、自然界の放射線から受ける放射線量(日本平均で年間約2.1ミリシーベルト)の100分の1以下に相当します。

クリアランスレベル以下の廃棄物のうち、原子力規制委員会による確認を受けたものについては、”放射性廃棄物として扱う必要のないもの”、つまり産業廃棄物として、再利用または処分できる制度が設けられています。それが、「クリアランス制度」です。この制度は、2005年の「原子炉等規制法改正」によってさだめられました。

たとえば、110万kW級の「沸騰水型軽水炉(BWR)」と呼ばれる原子炉を解体したとすると、それにともなって発生する廃棄物のうち、約93%が放射性廃棄物ではない廃棄物(産業廃棄物)であり、「クリアランスレベル」に相当する放射性廃棄物は約5%、「低レベル放射性廃棄物」にあたるものは2%という内訳になります。クリアランス制度によって、クリアランスレベル以下の廃棄物も産業廃棄物として処分や再利用ができるようになれば、資源を有効活用することができます。

放射性廃棄物の割合を示したグラフです。

(出典)日本原子力文化財団「原子力・エネルギー図面集」

大きい画像で見る

クリアランス制度の活用促進に向けて

原子力規制員会による確認を受けたクリアランス物は、産業廃棄物として処分したり、再利用したりすることができるものです。ただし、日本では、クリアランス制度が社会に定着するまでの間は、以下の用途で再利用するなど、電気事業者などが自主的に再利用先を限定することで、市場に流通することがないよう運用されています。なお、英国やドイツなどでは、クリアランス制度の下で、クリアランス物が一般市場に流通しています。

リストアイコン 電気事業施設や発電所内の施設での再利用
リストアイコン 原子力関連施設での再利用
リストアイコン クリアランス制度の理解促進のための展示

クリアランス制度が導入されて以降、日本原子力発電株式会社(日本原電)と中部電力株式会社、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA)が申請した廃棄物が、クリアランス物として認可されています。

クリアランス物を再利用してつくられたものの写真です。

日本原電の東海発電所の廃止措置にともなって生じたクリアランス物を再利用してつくられたもの。写真左上は、敦賀原子力館で展示されているベンチ、写真右上は東海発電所長室で使用されているテーブル、写真下は、中部電力株式会社浜岡原子力発電所内で使用されているベンチ。

大きい画像で見る

電気事業連合会や電気事業者は、クリアランス物の再利用や展示の状況について、ホームページなどで情報を公開しています。また、電気事業連合会や日本原電は、一般市民や学生に対してクリアランス制度などについて説明もおこなっています。

また、国の委託事業として、2015年度から2017年度にかけて、クリアランス物の再利用に関する実証をおこないました。日本原電の東海発電所の廃止措置にともなって生じたクリアランス物を、株式会社日本製鋼所の室蘭製作所に搬入し、低レベル放射性廃棄物を処分するための容器(処分器本体の内側に入れる内容器)に再利用するというものです。

実証により、クリアランス物を加工する前後において、製造した試作品や製造に使用した設備、および工場の周辺に、放射能の影響がないことが確認できました。

今後原発の廃炉が増える中で、時間の経過とともに放射性廃棄物の発生量は増加していきます。これらの廃棄物の処理・処分をスムーズに、かつ安全に進めるため、また、資源を有効活用するため、人の健康に対する影響を無視できるクリアランスレベル以下の廃棄物を、“放射性廃棄物として取り扱う必要のないもの”として再利用していくことは重要です。前述したとおり、当面は電力業界内での再利用などに限定した上で、引き続き、適切な情報の開示や広報などをおこない、クリアランス制度の更なる活用の促進に取り組んでいきます。

お問合せ先

記事内容について

電力・ガス事業部 放射性廃棄物対策課

スペシャルコンテンツについて

長官官房 総務課 調査広報室

2019/2/15に公開した際、廃棄物の種類を記載した表において、誤記がありましたので、修正させていただきました。(2019/2/19 16:00)

2021/10/16

■【ウォッチャーズ通信NO.48】【重要】環境省再説明会(11月2日3日/両日参加可能) ご参加ください!~放射能つきPCB室蘭搬入

 ※会員へ配布しています、通信を公開します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会>通信No48

【重要】環境省再説明会1123/両日参加可能

ご参加ください!~放射能つきPCB室蘭搬入

 

会員および賛同者のみなさまへ

*遠方にお住まいのみなさまにも「通信」として送信いたします。 

 

  放射能つきPCBを室蘭に搬入して処理する問題に関して、環境省による2回目の住民説明会が112日(火)夜と3日(祝)午後に行われます。説明会には申し込みが必要です。

【注意】室蘭市のHPには2日または3日のどちらかを選ぶような書き方になっていますが、両日に参加することも可能です。環境課より直接聞いています。「2日間とも同内容」と記載されていますが、それは、環境省の説明部分のみのことであり、質疑応答は当然変わります。可能な方はぜひ両日参加でお願いします。ウォッチャーズ事務局も両日参加します。(すでにどちらかで申し込んだ方も、追加申し込みで!)

 

★胆振管内にお住いのみなさまには、ぜひとも申し込み&ご参加をよろしくお願いいたします。一人でも多くの方に参加いただくことは、室蘭市とその周辺住民の関心の高さを表すことになり、それは室蘭市や環境省に対する「市民力」の表れとなります! 

★知人友人のみなさんともお誘い合わせの上、ぜひ申し込みください。(添付のPDFもご利用ください)

 

 〇日時:2021112日(火)18時受付開始・18時半から説明会

3日(祝)14時半受付開始・15時から説明会

    ★両日参加可能!(環境課より)

〇場所:室蘭市市民会館(室蘭市輪西町2-5-1

〇申込み〆切:1027()17

〇申し込みはメール PCB-FUKUSHIMA@env.go.jp

または電話TEL (0143)-23-2225(室蘭市役所環境課)

平日 845分~17時  ★詳細は、室蘭市のHPで。

室蘭市/福島県対策地域内の高濃度PCB廃棄物の処理方針に関する住民説明会 (muroran.lg.jp)


 http://www.city.muroran.lg.jp/main/org3300/r0306setumeikai.html


◇次の説明会も、とても重要です。

1.何度も要望したにもかかわらず、市民との話し合いを避けてきた室蘭市長ですが、「環境省説明会の際に何でも聞いてほしい」といつも返答しています。つまりこれは、環境省の説明会ではありますが、室蘭市長に質問する場でもあります。室蘭市の自治体としての姿勢について、どんどん問いましょう。

 

2.室蘭のJESCO施設では、8/139/14日にも立て続けに3回の事故を起こしています。このように事故が頻発する施設で、放射性物質を含んだものが扱われていいのでしょうか? また、事故の詳しい説明が市民に向けてなんらなされていません。このようなことでいいのでしょうか?

 

3.アンケートが行われるかもしれません。このアンケートは、NUMO等が行う説明会でもよく使われる方法ですが、補助金を臭わせた誘導的内容になっていることがありますのでご注意ください。また、説明会開始前と開始後に同じアンケートを行い、「理解が進んだ」と集計されることもあります。

 

4.前回ほとんど発言することのなかった「動員」の方々が、「福島を助けよう」とか「雇用問題」について話すかもしれません。その際には、みなさんの発言に期待します。

 

*雇用問題を理由に、地域の環境を害するのは、今ここに住む人だけでなく、未来の人たちのものを、勝手に奪い取るものだ。人口減に悩む室蘭だが、これでは人口減少は加速するだろう。こういう政策であれば、室蘭から出ていくしかないという若い人の声を複数聞いています。

*避難指示が解除されると、線量が高くて住めるわけでもないのに固定資産税が再開する。国の言う復興とは税収復活のこと?狂ってる!と怒りの声がある。(帰還困難区域から避難している人の声)

 

ウォッチャーズブログ https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/

saiensuki@frontier.hokudai.ac.jp  y。D(メール担当)  (2021/10/16

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■【放射能汚染PCB】室蘭民報(2021.10.15)「福島・PCB廃棄物処理方針 来月2,3日に室蘭市で説明会」

 


■【PCB】北海道新聞(2021.10.9)「室蘭市と連携し説明求めていく PCB問題で知事」

 


■【PCB】室蘭民報(2021.10.7)「環境省PCB廃棄物処理期限延長方針 室蘭市は容認姿勢」

 


2021/10/01

■【PCB】北海道新聞(2021.9.28)「室蘭のPCB処理2年延長 市長『25年度末以降認めぬ』国に早期完了求める方針」

 

今まで市民との話し合いを求めて申し入れするも、
環境省の説明会で市長にも質問すればいいと言われていました。

新聞記事でえんとーくのことを発言されたようですが・・・

ウォッチャーズなどが働きかけて市長も市民との話し合いは
えんとーくでいいだろうと考えたのかもしれないですが、
えんとーくで一部の市民団体に説明すればいいというような
平和な問題ではないはず。
全市民に市長が説明する必要があるくらい重要なことだと思っている。
よって、今回はえんとーくはお断りします。

■【放射能汚染PCB】北海道新聞(2021.9.28)1「福島から搬入『市民に説明を』」

 


■【PCB】室蘭民報(2021.9.28)「国のPCB処理延長方針 市、改めて『現行計画内』室蘭市議会委

 


■【放射能汚染PCB】室蘭民報(2021.9.27)「福島PCB処理『不安』室蘭で報告会