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2021/12/24

■【放射能汚染PCB】(2021.12.20)抗議要請文▶「原発やめよう!登別の会」宮尾正大さま「市長の放射能物質により汚染されたPCB廃棄物の室蘭市への持ち込みと処理を容認したことに抗議し撤回を求めます」

青山室蘭市長宛
鈴木北海道知事宛
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20211220

室蘭市長 青山 剛 殿

原発やめよう!登別の会

代表 宮尾正大

 

市長の放射能物質により汚染されたPCB廃棄物の室蘭市への持ち込みと処理を容認したことに抗議し撤回を求めます

 

 1212日、各社の報道により市長は東京電力福島第一原発事故により汚染されたPCB廃棄物を、室蘭市に設置されている中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)北海道PCB処理事業所で処理することを容認すると表明しました。その理由は、地元住民への複数回にわたる説明会が行われ、道が実施した職員や専門家による現地確認され、安全性などに関する有識者からの意見から表明したということです。

 しかし、3回の住民説明会では、ほとんどの参加者が反対意見を述べ、とても市民が納得できる状態ではありませんでした。実施されたパブリックコメントでも、大部分が反対意見であり、それについての説明も環境省のそれまでの説明の再録に過ぎないものでした。また市長は、市民に自ら説明するとの発言を翻し撤回しました。

 さらに現地での安全性の点検とは、3箇所のPCB廃棄物仮置場で放射線強度を測定しただけで「安全基準内であった」としたものでした。

 持ち込まれる汚染PCB廃棄物の汚染も、表面汚染度が4Bq/cm2以下としか保証していません。表面汚染度基準4Bq/cm2は、放射線管理区域からの持ち出しが認められる表面汚染密度です。持ち出せる基準でしかありませんPCB廃棄処理を行うためには、汚染物を破砕します。その可否の判断に必要な、含まれる放射性物質の量を決める放射性物質濃度(Bq/cm)は指示されていません。

 また、運送、破砕処理、残渣物回収などでの飛散防止対策も曖昧で、バグフィルター設備の安全対策にも疑念が指摘されました。これでは最も懸念される、飛散物質による内部被ばく対策が十分取られているとは思えません。

 以上の点から、東電福島第一原発事故によって発生した、放射性物質に汚染された PCB 廃棄物の室蘭市内の中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)北海道事業所への搬入受け 入れ計画は認められません。ただちに撤回することを求めます。

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20211220

北海道知事 鈴木直道 殿

原発やめよう!登別の会

代表 宮尾正大

 

知事の放射能物質により汚染されたPCB廃棄物の室蘭市への持ち込みと処理を容認したことに抗議し撤回を求めます

 

 1214日、知事は北海道議会において、東京電力福島第一原発事故により汚染されたPCB廃棄物を、室蘭市に設置されている中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)北海道PCB処理事業所で処理することを容認すると表明しました。その理由は、地元住民への複数回にわたる説明会が行われ、道が実施した職員や専門家による現地確認され、安全性などに関する有識者からの意見、受け入れを表明した室蘭市の意向から「総合的に検討した結果」ということです。

 しかし、3回の住民説明会では、ほとんどの参加者が反対意見を述べ、とても市民が納得できる状態ではありませんでした。実施されたパブリックコメントでも、大部分が反対意見であり、それについての説明も環境省のそれまでの説明の再録に過ぎないものでした。また市長は、市民に自ら説明するとの発言を翻し撤回しました。

 さらに現地での安全性の点検とは、3箇所のPCB廃棄物仮置場で放射線強度を測定しただけで「安全基準内であった」としたものでした。

 持ち込まれる汚染PCB廃棄物の汚染も、表面汚染度が4Bq/cm2以下としか保証していません。表面汚染度基準4Bq/cm2は、放射線管理区域からの持ち出しが認められる表面汚染密度です。持ち出せる基準でしかありませんPCB廃棄処理を行うためには、汚染物を破砕します。その可否の判断に必要な、含まれる放射性物質の量を決める放射性物質濃度(Bq/cm)は指示されていません。

 また、運送、破砕処理、残渣物回収などでの飛散防止対策も曖昧で、バグフィルター設備の安全対策にも疑念が指摘されました。これでは最も懸念される、飛散物質による内部被ばく対策が十分取られているとは思えません。

 以上の点から、東電福島第一原発事故によって発生した、放射性物質に汚染された PCB 廃棄物の室蘭市内の中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)北海道事業所への搬入受け入れ計画は認められません。ただちに撤回するよう国に要求することを求めます。

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2021/12/19

■【放射能汚染PCB】(2021.12.19)抗議・要請文▶「泊原発を再稼働させない・核ゴミを持ち込ませない北海道連絡会」さま

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2021年12月19日 

北海道知事 鈴木直道殿 


 泊原発を再稼働させない・核ゴミを持ち込ませない北海道連絡会 

代表 市川守弘 


知事のPCB廃棄物の室蘭市への持ち込み容認に抗議し

その撤回を求めます 


 

去る14日の北海道議会において鈴木知事は、東京電力福島第一原発周辺で発生した高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物を、環境省が中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)北海道PCB処理事業所(室蘭市)で処理する計画について、「国による安全性の確保を前提に、処理方法は妥当なものと認める」と受け入れを表明しました。容認に至った理由は、

①国から地元住民への複数回にわたる説明会が行われたこと、

②道が実施した職員 や専門家による現地確認の結果、

③処理の安全性などに関する有識者からの意見、

④受け入れを表明した室蘭市の意向

などを挙げ、「総合的に検討した結果」ということです。私どもは知事の受け入れ表明に厳重に抗議し、これを即刻撤回されるよう強く要請するものです。

  環境省が、上述PCB廃棄物を室蘭事業所で処理する計画を発表したのは今年の3月24 日です。爾来、地元室蘭市内はもとより、私どもの会を含めた道内外の市民団体などが計画中止の声明や要請文などを発表し、受け入れ反対の行動を続けてきました。この間、環境省はパブリックコメントを実施し、住民説明会を三回開きました。しかし、パブコメにおいても住民説明会においても、圧倒的に反対意見が多く到底市民が納得できる状態ではありません。青山市長に至っては、自ら市民に説明すると言いながら結局それは撤回しました。室蘭市と道は11月に福島県内三カ所のPCB廃棄物仮置き場で放射線量を測定し、 「安全基準内であった」と発表しましたが、環境省職員の案内で国のデータをなぞったにすぎませんでした。十分に、主体的に調査したのでしょうか。また、報道によれば、受け入れの根拠としたのは道内の有識者二人の助言だそうです。環境省の処理計画や放射線監 視体制に不備がなく「適切」と評価したとのことですが、室蘭市も道もその有識者の氏名 や助言内容を明らかにしていません。これではその内容が本当に「適切」なのかどうか検 証すること、つまり「反証可能性」を認めない態度は全く科学的とはいえず、市民・道民として安全安心を確認できません。

  昨年11月に、寿都町と神恵内村で高レベル放射性廃棄物最終処分場の文献調査が開始されてから一年余になります。鈴木知事は調査開始前に両町村を訪れて調査中止を申し入れました。また、文献調査後の概要調査に対しては「反対する」と明言されています。その根拠に挙げたのが『北海道における特定放射性廃棄物に関する条例』(核抜き条例)で、「これを遵守するべきだ」と言われた知事に多くの道民が拍手喝采をしたものです。 知事の勇気ある行動は、その後多くの自治体が「核抜き条例」を設置するきっかけともなりました。その道の「核抜き条例」の中に「私たちは、健康で文化的な生活を営むため、 現在と将来の世代が共有する限りある環境を、将来に引き継ぐ責務を有して」いるとあります。もちろん、今回の放射性物質汚染PCB廃棄物は条例に言う特定放射性廃棄物ではありません。しかし、環境省は同廃棄物に対して「放射性物質汚染対処特措法」を適用すると表明しています。同特措法は、通常100㏃/kg以下の放射性汚染廃棄物のクリアランス基準を8,000㏃/kgまで引き上げ、一般的な処理方法により「安全」に処理するため定められたものですが、医学的な「安全」性は全然証明されていません。つまり、「危険」なのです。そもそも放射性廃棄物に「安全」なものなどありえないのです。室蘭市への放射性廃棄物の持ち込みは即ち北海道への持ち込みそのものですし、全国への拡散を許すことになりかねません。原子力発電由来の放射性廃棄物は、いかなる区分であっても発生した場所に留め置くのが基本です。

  私どもは、北海道への「核ゴミ」の持ち込みに反対しております。高レベル放射性廃棄物はもちろん、低レベル放射性廃棄物であろうと、今回の放射性物質汚染PCB廃棄物であろうと「核ゴミ」には相違なく、多くの道民がいかなる「核ゴミ」の受け入れにも反対しています。それは「健康で文化的な生活を営むため、現在と将来の世代が共有する限りある環境」を守るためには有害無益だからです。またそれは、既に縷々述べたように北海道だけを守るためではないのです。

  北海道知事鈴木直道殿、私どもは、知事の室蘭市における国のPCB廃棄物処理計画の受け入れ表明を即刻撤回されるよう重ねて強く要請致します。 

以上

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2021/12/18

■【放射能汚染PCB】(2021.12.14)要請文▶「原発問題全道連絡会 常任理事会」さま 鈴木北海道知事あて

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2021年12月14日

北海道知事 鈴木直道 殿


      原発問題全道連絡会常任理事会


 国(環境省)は、2011年の東電福島第一原発事故によって発生した、放射性物質に汚染

されたPCB廃棄物を、室蘭市内の中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)北海道事業所

に搬入し、処理することを計画しています。

 私たちはこの計画を以下の理由から反対を表明し、貴職にこの計画を容認しないことを

求めます。

 第一に、東電福島第一原発事故によって発生した、放射性物質に汚染された放射性廃棄

物は環境保全上現地から持ち出さないことが原則であり、その責任を国が果たすべきで、

北海道知事は北海道への持ち込みを認めるべきではないこと。第二に、2001年に施行され

たPCB特措法に基づき、JESCOにおいて従来処理がされてきたPCB廃棄物とは違い、「放射

性物質汚染対処特措法」を使った放射性物質に汚染されたPCB廃棄物であり、これまでと

は違った新たな問題を含んでいます。にもかかわらず、室蘭市内でのPCB廃棄物処理の広

域受け入れ時に行われた住民や周辺地域での説明会と比べると住民の意向把握や説明が格

段に不十分であり住民合意がないこと。第三に、放射線被ばくに安全量はありません。放

射性物質に汚染されたPCB廃棄物の処理についての実績はなく安全に処理される保障はあ

りません。運搬や処理の過程での被ばくの危険性についても住民や従業員への不安は解消

されていないこと。第四に、国による住民合意・地方自治無視の強引なやり方は、北海道

における放射性廃棄物処分問題で、幌延深地層研究センターや寿都町・神恵内村での最終

処分場選定にむけた文献調査で深刻な住民分断を引き起こしており、さらに室蘭での住民

分断を許すことが出来ないこと。第五に、北海道への持ち込みとそれに伴う事故は自然環

境、食と農、観光が基幹産業の北海道に深刻な影響を与え兼ねず、室蘭市だけの問題に留

まりません。北海道には特定放射性廃棄物の持込みは「受け入れ難い」とする道条例があ

り、道内自治体でも核ごみ持ち込み拒否条例や意見書・決議が広がっていること。

 以上の点から、東電福島第一原発事故によって発生した、放射性物質に汚染されたPCB

廃棄物の室蘭市内の中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)北海道事業所への搬入受

け入れ計画を認めず、ただちに撤回するよう国に要求することを求めます。

                                  以上

                原発問題全道連絡会 

                  住所:060-0909 札幌市東区北9条東1丁目2-22

                 道労連内 ℡:011-777-1060 fax :011-777-1061

                       e-mail:genpaturen@gmail.com

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