更新履歴(日付が前後することがあります)

2024/06/23

■【西日本PCB】NHK(24.6.21)「西日本の高濃度PCB廃棄物 室蘭市長 受け入れる考えを表明」

NHK 北海道 NEWS WEB

 https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240621/7000067873.html

西日本の高濃度PCB廃棄物 室蘭市長 受け入れる考えを表明

西日本で新たに見つかった高濃度PCB廃棄物について、室蘭市は一定の条件のもとで、市内にある施設で受け入れる考えを表明しました。

国は全国5か所の施設で有害物質のPCB=ポリ塩化ビフェニルを含む廃棄物の無害化を進めてきましたが、北九州市など3か所での事業がことし3月で終了していて、今後、西日本で新たに見つかった廃棄物については室蘭市の施設で処理する方針を示していました。
これについて協力を要請されていた室蘭市の青山剛市長は、21日開かれた市議会の議員協議会で、「安全性の確保などの条件を国が承諾することを前提に受け入れる」と述べました。


受け入れのための条件としては、

▼期限とされている再来年3月までに室蘭市での事業を終了することや、
▼安全性の確保や進捗状況などについて、地域住民に適宜情報発信を行うことなどを掲げています。

また、受け入れを決めた理由については、

▼これまでの実績から安全性や透明性をもって処理できるとみていることや
▼意見交換会の結果などから市民も冷静に受け止めていることなどをあげました。


出席した議員からはおおむね肯定的な意見が出されましたが、これまでも処理期限を延長された経緯があることから懸念を示す意見もありました。
協議会のあと、青山市長は「さまざまな意見があったが、総合的に受け入れは妥当と判断した。道とも連携して国と話をし、市民にも考えを伝えていきたい」と述べました。

■【西日本PCB】朝日新聞(24.6.21)「北海道室蘭、西日本の高濃度PCB廃棄物処理 条件付き受け入れ表明」

 https://www.asahi.com/articles/ASS6P3CM9S6PIIPE00QM.html?iref=pc_photo_gallery_bottom

北海道室蘭、西日本の高濃度PCB廃棄物処理 条件付き受け入れ表明

松本英仁


■【西日本PCB】室民(24.6.22)「室蘭市長 受け入れ表明 西日本PCB、環境相に条件提示へ」

 






■【西日本PCB】道新(24.6.22)「室蘭市長『安全な処理可能』PCB受け入れ 市民団体は不安視」

 


2024/06/17

■【西日本PCB】室蘭市HPより 記者会見記録 第2回市議会定例会提出予定議案について(PCBの部分)

 https://www.city.muroran.lg.jp/main/org1400/kaiken060604.html

室蘭市 記者会見記録

1.第2回市議会定例会提出予定議案について

本日は、6月10日に開催を予定しております、市議会定例会にあたっての提出予定議案、最近の市の話題についてお話をさせていた2定写真だきたいと思います。

国からの西日本の高度のPCB廃棄物の受入れ要請についてでございます。先日、環境省から国定政務官が来蘭をされまして、市議会、北海道庁と意見交換を実施したところであります。

昨年12月21日に要請を受けて以降、様々な機会、手法により市民の皆さんからご意見を伺ってまいりましたが、これまで大きな事故もなく安全に処理がなされてきたことで、安全性や透明性に関しての信頼は高いと感じております。一方で、過去に期限延長やエリア拡大があり、期限が延長されるのではないかといったような国に対する懸念による意見が多く見られまして、これらのご意見につきましては、私の方から国定政務官に昨日直接お伝えをさせていただいたところであります。

この度の受入要請の判断については、不安や懸念のある市民のご意見を受け止めつつも、本市が積極的に取り組んできた環境貢献の理念、JESCO北海道処理事業所でのこれまでの処理実績の安全性、事業スキームの合理性なども考えますと、受入れの妥当性はあると考えますが、これまでの受入条件の履行状況も重要な要素となってございます。

この点につきましては政務官からも、「処理事業の安全対策や公共施設の省エネ、環境学習施設整備等は実施したところでございます。施設有効活用の調査検討では、活用は難しいが、資源循環ビジネスの創出にしっかり取り組むなど、約束事項についても引き続き果たしていく」、といったような言葉もいただいたところでございます。

また、今回の要請は新たな要請として本市としても考えておりまして、仮に私ども室蘭市、北海道が受け入れるとなれば、当然ながら、新たな条件を示させていただくこととなりまして、それらに対してどのような対応をいただけるかも、今後の判断における材料となっております。

いずれにいたしましても、それを踏まえまして、最終的には市議会の議論も踏まえ、道と協議の上、判断をしてまいりたいと考えております。

2.質疑

(記者)

PCBの関連で、今の話にあった新たな条件はどのようなものを想定しているのか。また、5月末までにコンデンサーが約90台、安定器が約3トン、西日本エリアで発見されているというが、量について市長としての率直な受け止めは。

(市長)

最優先すべきは、市民の安全と環境保全を保障する適切な処理。情報の透明性、市民への対応などが重要。具体的なところは今の段階では固まっておらず、議会の論議も踏まえながら考えたい。PCBの量については、当初と比べると処理が進み、だいぶ少量になってきていると受け止めている。

(記者)

西日本のPCBの受け入れ判断について、議会との議論を踏まえて判断するというが、その議会との討論とは6月の議会で行われるということでいいのか。

(市長)

来週から定例議会が開会することから、そこで様々な議論をいただくということ。

(記者)

PCB受け入れの関係について、先ほど、受入れについての妥当性があるとの認識を市長は示したが、実際今後、議会との議論を経て正式に受け入れ可否を表明する時期はいつごろを想定しているのか。昨日の意見交換会の中で、出席議員が、議会としても要望書をまとめ提出したい、という話があった。こうした要望の公表の時期と受け入れ可否判断時期はリンクするのか。

(市長)

いたずらに判断を遅くすることはないが、議会論議を踏まえた上で、本市はもちろん、道庁とも相談した上で判断したい。議会の要望の関係については、どのようなスケジュール感、タイミングで、というところはまだ伺っていないが、政務官の話を市、市議会、北海道が一緒に受けたところであり、全然違う時期に判断を出すというのも違うと思っている。

(記者)

昨日市長から、「市民はわりと冷静に要請について受け止めている」という話があったが、ただ一方で環境省主催の2月の説明会、5月の市の地域説明会などの市民とのやり取りは、慎重論というか反対論というか、国に対する不信感が非常に目立つ結果だったように思う。市長が言う「冷静に受け止めている」という根拠、その背景はどこにあるのか。

(市長)

意見交換会や説明会の中では、厳しいやり取りがあった一方で、理解を示す声もあったと捉えている。それ以外の場面でも、関係する団体の方や、日常的に話す機会のある市民の方と、様々な場面でざっくばらんに話すことがあるが、例えば、PCB処理に室蘭の技術が認められているとの認識を示していただいたり、環境貢献はいいことじゃないか、あるいは、これまでも大きな事故なくリスクマネジメントをして十数年間やってきたのであり特に心配ない、というような意見を伺うこともある。いずれにしても、総合的な判断をした中で、まさにこの6月議会を中心として、どのように答えるのか、というところになると思う。

(記者)

条件面について、平成26年に示した中で、一つだけ、建物の有効活用が環境省側からすると厳しいという認識が示されたが、今回の新たな条件提示の場合は、その部分は削除して別個考えるということか。

(市長)

私も、平成26年当時の環境大臣に受入れ条件を付して回答をした場面を鮮明に覚えている。当時は、プラズマ溶融炉という極めて高い技術、クオリティの高い設備を有することから、高濃度PCB処理事業終了後も活用することで、様々な環境貢献ができるのではないかという考え方のもと、プラズマ溶融炉あるいは施設の活用について示させていただいた。

この間、環境省でも活用の可能性について様々な角度から検討していただいたが、その結果難しいという判断であり、それは私どもとしても理解している。ただ、今回も、高濃度PCB廃棄物処理事業が終わった後も、そこで培われてきた技術を地域の今後の産業にも、と環境省に話しており、昨日も話があったが、例えば、資源循環型産業の誘致などにつなげて、社会課題に我がまちとして引き続き貢献できるような産業振興、産業誘致を、というところを話させていただいている。

(記者)

JESCO北海道事業所が室蘭に立地されてから、どれくらいの財政支援を受けたと言えるのか。一般市民にはあまり見えないように思うが、どれくらいの国の予算が投入されたという捉え方が出来るのか。

(市長)

よくお尋ねいただくところだが、数値化が難しく明確にお答えできない部分。PCB処理事業を担ってきた中で大きかったのは、環境に対する市民意識の醸成が高まったところ。その背景には、例えば白鳥大橋のLED化のように、知らず知らずのうちに環境貢献につながっていて、それが今例えば白鳥大橋のライトアップのような観光資源にもつながっており、また環境科学館の整備についても、色々と予算をいただいている中で、箱ものにいくら入ったのか等を気にする方もいるが、私は、学びの場において、こどもたち、あるいは最近では大人の科学教室があるように、市民の環境に対する、あるいはものづくりに対する意識の醸成があることが、今後のまちづくりにつながると思っている。実際に雇用されている方も、二百数十名の方が十数年間おられ、なかなか、全てを数値化することは難しいが、ただ、果たしている役割はいろんな意味で大きいと感じている。


お問い合わせ

総務部広報課広報係
住所:〒051-8511 室蘭市幸町1番2号
電話:0143-25-2193   ファクス:0143-25-2835
Eメール:shimintaiwa@city.muroran.lg.jp

■【西日本PCB】室民/道新(24.6.15)「青山市長、21日受け入れ是非表明 西日本のPCB」/「PCB受け入れ 21日に是非表明」

 ▼室民

ーーーーーーーーーーーーーーーー
▼道新


市長は、21日に議員協議会を開催してPCB受け入れについて

表明する」とありました。

しかし、意見交換会や市民意見募集の集約がまったく発表されていません。

それらを住民へ周知する必要があるわけで、21日の意見表明は早すぎます。

また、14日の室民には「新たな受け入れ条件について環境省に提示する」

とありますが、どんな受け入れ条件なのかを住民に知らせる必要もあると

思います。y

6月17日に確認すると、環境課課長は5月28日に各会派の長との会議を行い、集約を議員には示しているとのこと。市民には、いずれHPに載せることで知らせる とのことです。

■【西日本PCB】道新(24.6.14)「PCB廃棄物受け入れ是非 室蘭市長『本会議中に表明』」

 


■【西日本PCB】室民(24.6.14)「今会議中に可否判断 室蘭市長、西日本のPCB受け入れ」

 




2024/06/06

■【PCB】室民(24.6.5)「PCB廃棄物適正処理推進事業費、解体現場視察について」

 


■【西日本PCB】室蘭民報(24.6.5)「西日本PCB受け入れ、市長『妥当性ある』判断時期言及せず」


 

■【西日本PCB】北海道新聞(24.6.5)「エアコン全教室に 室蘭・青山市長 PCB処理に前向き」

 


■【西日本PCB】朝日新聞(24.6.4)「西日本のPCB廃棄物、国が室蘭市に処理要請 3施設稼働終了に伴い」




 

■【西日本PCB】室蘭民報(24.6.4)「西日本分のPCB廃棄物処理、改めて室蘭市に要請 環境省政務官、25年度末終了確約」


 すでに発見されている西日本のPCBですが、環境省は室蘭の操業期限までに
見つかるものは「わずか」と言っていました。

そして、それは「変圧器ナシ、コンデンサー数十台、安定器100トン以下」と言っています。
コンデンサーがすでに90台も出ているということは、どれだけ見積もりが甘いかがわかります。
「新たな受け入れ条件」というのは、道新に書いてあった「環境学習施設」のことでしょうか?

 

■【西日本PCB】北海道新聞(24.6.4)「西日本PCBの室蘭受け入れ 環境省、市に再要請『25年度末の期限延長ない』」


 

2024/06/03

■【ウォッチャーズ通信】No.79(24.6.3)「室蘭市長とのPCB意見交換会 4市民団体と共に参加・終了」

 

<原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会>通信 No79

「室蘭市長との PCB 意見交換会4市民団体と共に参加・終了」


私たちは、2022 年の「放射能付 PCB を室蘭で処理する」問題以来、ずっと青山市長との意見交換会を要望してきました。それが、今回の「西日本からの PCB 廃棄物も室蘭で処理するよう環境省からの要請があった」という事案で、やっと実現しました。とは言え、済界の推進団体に対しては意見交換会と称して行政自らがアピールに行き、反対・慎重意の団体に対しては申込制にするなど、室蘭市の意向が強く反映された運営に、疑問が残るものではありました。

意見交換会の印象は、行政側の返答がやたらと長く、何を言いたいのかがわかりにくく、非常にあいまいにされてしまった感じです。


Q「いつ 環境省に回答するのか?」

市長「まだ決まっていない」

Q「今年か来年か。夏秋冬のいつ頃か、おおざっぱでいいので答えて」 

市長「年内のそう遠くない時期にと考えている」


ところが翌日の新聞には「早ければ、6 月市議会で態度表明するとみられる」とありました。交換会でのあいまいな回答と違いすぎてビックリ!市長は、参加者に対してもっと誠実であってほしいと思いました。


室蘭市が配布した資料には

「令和 7 年度末までの間、受入可能な範囲で処理する」

「想定外の量が発生しても処理期限の延長はない」

「在日米軍の搬入はない」

旨が明記されています。この点は、何人もが市長に確認したので、覆すことはできないと思います。しかし、「国内最後の室蘭PCB処理施設が閉じられた後に出てくる PCB はどうするのか?」といったことが、何も示されていません。


また「西日本のPCBはわずか」と書かれているが、わずかとはどんなデータを根拠にしたものか、どれくらいの量を指すのか、もあいまいです。国内にはPCB廃棄物が 2 万トンほどある、という専門家の指摘があります。 つまり、処理期限後にもPCBがポツポツ出てくることは確実とされています。


室蘭市は PCB 処理完了後に、新たな事業誘致を環境省に依頼しています。
環境省は「全国に放射能汚染土をばら撒こう」としています。そこで「放射能拡散に反対する会」作成のチラシを、行政側も含めた全員に配布し、関連事業は絶対に受け入れないよう要望しました。

「有害物質処理等の迷惑施設は、一度受け入れると次々と厄介物を押し付けられる」というのが実感です。「今まで期間延長地域拡大と室蘭は十分貢献してきました。住民の安全を考え、今回の要請はキッパリとお断りすべきだと思います」と述べた参加者に拍手を送ります。


<共同代表より>
地域の人々が安心して幸せに暮らすために自治体はあるはず。経済界の意向ばかりに耳を傾けるのではなく、住民と話し合いながらことを進めていけるような自治体であってほしいと願っています。


2024/06/02

■【PCB】(24.5.26)道新「西日本PCBの室蘭受け入れ 市長、来月にも可否判断」

 


★市長は「いつ環境省に返答するのか?」との質問に対し、「まだ決まっていない」と言い、さらに追及されると「年内のそう遠くない時期に」と答えました。ところが翌日の新聞には「早ければ、6月市議会で態度表明するとみられる」とあります。参加者の前ではあいまいな回答しかしなかったのに・・。

市長は、参加者に対してもっと誠実であってほしいと思います。y


★T共同代表のコメント

少し短縮されているのでコメントを載せておきます。

〇記事→「PCB廃棄物の受け入れが市民にとって本当の幸せにつながるのか考えてほしい」

〇本来のコメント→「地域の人々が安心して幸せに暮らすために自治体はあるはず。経済界の

意向ばかりに耳を傾けるのではなく、住民と話し合いながらことを進めていけるような自治

体であってほしいと願っています。」