結成:2018年11月/ 略称:廃炉金属ウォッチャーズ/ 内容:日鋼が請け負う可能性のある国の事業と福島PCB問題について。
05/27 08:48 更新
【室蘭】東京電力福島第1原発周辺地域にある人体に有害な高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物について、室蘭市内の処理施設への持ち込みが8月上旬となる見込みであることが26日、道関係者への取材で分かった。6月1日に道と室蘭市が市内で開催する会議で、環境省が具体的な計画を公表するとみられる。
搬入するのはコンデンサー(蓄電器)約30台、安定器など約1500台。福島から鉄道とトラックで室蘭市内の「中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)北海道PCB処理事業所」に運ぶ。施設では8月中旬にPCBを無害化し、同月下旬に福島県に戻すという。
環境省は室蘭に持ち込む福島のPCB廃棄物について、放射性物質による表面汚染密度が、日常的に触れても安全とされる「1平方センチあたり4ベクレル以下」に限定するとしている。
道と室蘭市は昨年12月、福島のPCB受け入れを表明している。(古田裕之、大沢祥子)