2019/03/30

■【入会のご案内】(賛同者・賛同団体・一般会員)

★一般会員名は非公表です。会費無料。
「ウォッチャーズ通信」を送らせていただくため、お名前と連絡先をご登録ください。
(連絡方法は メール、FAX、郵送が可能です。FAXは1回1枚に収まるようにします。長い場合はそのつど確認し、希望者のみへ。基本的に郵送は半年に1回まとめて送付の予定です。郵送料はかかりません。)

★ウォッチャーズ通信
2021.5時点で発行部数33部。バックナンバーご希望の方はメールにて
お伝えください。

活動にご理解のある皆様のご参加をお待ちしています。
数は力になります。
・連絡先 廃炉金属ウォッチャーズ事務局
saiensuki@frontier.hokudai.ac.jp

★賛同者・団体になってくださる方も上記へご一報ください。

2019/03/28

■【市役所訪問】(2019,3,22)議員さんのアドバイスを受けて。

322日、<市民の会>として事務局メンバー5人が室蘭市役所を訪問し、(時間を作っていただきました)環境4と 経済部1の方々と45分間ほど意見交換を行いました。
(というのは、私達が請願しようとした時に、ある議員さんに「請願よりまずは市役所(経済部)を尋ねたほうがよい」と言われたため。それと、日鋼さんが情報公開をする用意がある、と伝え聞いたのでそれを確認するため)

◆室蘭市役所の話
 ・原発廃炉金属再利用に関する市民側から市への問い合わせ窓口は、市民生活にかかわるという観点から、経済部ではなく環境部が担当することになった。
 ・<市民の会>からの陳情を受け、2/25に日鋼総務部長の中西氏とメールのやり取りを行った。陳情について日鋼に伝えた。日鋼は「現在のところ事業化は白紙の状態であるが、事業化が決まったら市役所に、何も知らせないわけにはいかないだろう」との返事をもらっている。 
 ・日鋼に対し、情報のレベル(どのような事項についての情報公開がなされるのか)といった話はしていない。
 ・放射能測定となると、設備等お金がかかる。財源は厳しい。

◆市民の会からの意見
日鋼の事業が現時点で白紙だから市役所として何もしないというのは困る。稼働しますと言われてからあわてるのではなく、あらかじめ想定して対策を立てておいてもらいたい。
・市役所としても知るべき情報内容をピックアップして、日鋼の事業計画の中に「市役所への情報公開」という項目を盛り込むことよう、あらかじめ日鋼に伝えるなど考えてほしい。
・放射能測定などには予算をとる必要があるでしょうから、早めの準備をお願いしたい。
・自民系会派の黒光議員から、大気汚染状況を測定するスポットが室蘭市内に6か所設置されている。そこに放射線量を測定する機器を設置する方法もあるとのお話しをいただいた。具体化に向けて検討してほしい。

◇市民の会の見解
・企業も自治体も、原発廃炉金属を受け入れるということは、住民の理解を得るために、
それなりのコストがかかることを覚悟しなければなりません。
・住民の不安は、「実験として行ったことをもって、安全だと言い切れるのか?」とい
う点にあります。60トンのみという限定された量の加工と、事業として継続的に何千何
万トンという膨大な量を扱う際の違い、を無視することはできません。
環境中に出る放射能の量は、実験の比ではない。原発廃炉金属の事業化は、環境や生態系に
影響がないと言い切ることはできないはずです。

以上が室蘭市役所との意見交換の概要です。



2019/03/24

■【日鋼訪問】(2019,3,12) ご挨拶 その他

312日、<市民の会>として事務局メンバー4人が日鋼を訪問し、総務部長の中西氏・マネージャーの小林氏と、室蘭本社にて30分ほど面談を行いまし終始穏やかな雰囲気で行われました。

今回の訪問は、「市民の会設立のご挨拶」という名目ですが、実は人事異動の前に、<市民の会>と日鋼の唯一の接点である中西氏に会い、次につなげるためのステップを踏んでおきたい という意図がありました。(異動になるかはわからない)また、「後日、<市民の会>から日鋼へ、要望書を手渡ししたいので受け取り願いたい」と伝えることも目的でした。

中西氏からは、要望が通るかどうかは別として、受け取りはします」との返事をもらいました。要望書は、新年度つまり新人事になってから、GW前かその後くらいの提出を考えています。以下、面談の概略をお伝えします。

実証実験後の原発廃炉金属再利用について、日鋼は「経産省の委託事業として実証実験は行ったが、その後の事業化については、今は白紙の状態である」ということでした。(水面下での動きはあるのでは?と思いますが・・・)

<市民の会>としては、日鋼が原発廃炉金属の再利用を引き受ける事業計画を完成してしまう前に、放射能に関する情報公開と市民との対話窓口設置。そして第三者機関を
含めたモニタリング・測定などを計画に組み込んでもらいたいと考えています。
口頭でそのようなことを伝えましたら、「クリアランス金属の再利用事業は、放射能の測定などにお金をかけると採算にのらなくなってしまうとのことだったので、「そう判断して、受け入れをやめることになれば、たいへんうれしいです」と返答しました。

日鋼は、あくまでも「クリアランスは安全」という前提であり、社会で(クリアランスは安全という)認知が進めば、採算に乗る大型プロジェクトなどで事業化をしたい意向を持っています

先のことを考えると、甘くないと思います。でも、頼もしい識者が次々と現れてきていることも事実です。私たちは、なんとかせねばの思いと、それを行動として外に投げかけながら、これからも一歩ずつ進んでいきます。今後とも、よろしくお願いいたします。